フラワーガーデン【アリシア編】
慌ててナイフを拾いその柄を掴んだ瞬間、エドもその反対側の刃先を強く握り締めていた。
「それほどまでに僕が嫌いか?!」
「エドワード!離して!!」
ナイフを持つエドの手から鮮血がポタポタと滴り落ちる。
「血、血が出てるわ……!お願い!!止めて!手を離して!!」
私はナイフから手を離すと、エドの指先を握り、手を開こうとした。
彼は掴んだナイフを机に突き立てる。
「僕だって、人間なんだ!痛感だってある。
あなたにこんな風にあたかも僕が悪人かのように拒絶されれば、心だって痛むんだ!」
いつも冷静沈着なエドが声を荒げて怒る様子に、恐れを抱き体が震えた。
私に指輪を嵌めた時、彼は世界一幸せそうな顔で微笑んでくれた。
その彼の瞳が今、怒りと哀しみに満ちている。
なぜだろう。
そんな彼を見て私も胸の奥がひどく痛んだ。
私はクロゼットの引き出しの中にあるハンカチを取り出し、エドの手に巻きつける。
「あなたのこと、嫌いじゃない。でも、私は……私は……ジョージ以外、愛せないの」
「だけど、彼はもう帰ってこない」
「帰って来るわ!約束したもの!」
「帰ってきてどうする?!周りの者達に、自分達が恋人だと宣言しますか?
そして結婚できるとでも?」
「……結婚できなくてもいいわ。側にいれさえすれば……何も、望まないわ」
辛うじて心の奥底から振り絞り答える声が震える。
エドは私の肩に手を回すと、そのままベッドに倒れ込んだ。
「それほどまでに僕が嫌いか?!」
「エドワード!離して!!」
ナイフを持つエドの手から鮮血がポタポタと滴り落ちる。
「血、血が出てるわ……!お願い!!止めて!手を離して!!」
私はナイフから手を離すと、エドの指先を握り、手を開こうとした。
彼は掴んだナイフを机に突き立てる。
「僕だって、人間なんだ!痛感だってある。
あなたにこんな風にあたかも僕が悪人かのように拒絶されれば、心だって痛むんだ!」
いつも冷静沈着なエドが声を荒げて怒る様子に、恐れを抱き体が震えた。
私に指輪を嵌めた時、彼は世界一幸せそうな顔で微笑んでくれた。
その彼の瞳が今、怒りと哀しみに満ちている。
なぜだろう。
そんな彼を見て私も胸の奥がひどく痛んだ。
私はクロゼットの引き出しの中にあるハンカチを取り出し、エドの手に巻きつける。
「あなたのこと、嫌いじゃない。でも、私は……私は……ジョージ以外、愛せないの」
「だけど、彼はもう帰ってこない」
「帰って来るわ!約束したもの!」
「帰ってきてどうする?!周りの者達に、自分達が恋人だと宣言しますか?
そして結婚できるとでも?」
「……結婚できなくてもいいわ。側にいれさえすれば……何も、望まないわ」
辛うじて心の奥底から振り絞り答える声が震える。
エドは私の肩に手を回すと、そのままベッドに倒れ込んだ。