先生だって遊びたい
皇輝は駐車場まで私を連れて来ると車のキーロックを解除して扉を開け美鈴に乗るように言う。

「何処行くのよ?!」

「話の出来る所」

「話しならここでも出来るでしょ!」

「ここだと他の人の目があるだろ?俺は別にいいけど?」

 (それは不味い)

「……」

美鈴は仕方なく皇輝の車に乗るのことにした。
そして皇輝は車を街の中へと走らせた。
車に乗ってからも美鈴は皇輝の顔を見ないように窓の外を流れる街並みを見ていた。

「どうして電話に出ないんだよ?」

「マナーモードで気が付かなかった…」

「嘘つけ!店長の電話には出ただろ?」

「…たまたま気が付いたのよ」と窓の外へ向かって話す。

「美鈴は嘘がつけないよ顔見たら分かる。俺になにか怒ってるだろ?」

「怒られる事したの?」

「俺はしてないよ!五時限目まではいつも通りだったんだから、何かあったとしたらその後だな?ひょっとして彼女と話してた所を見たのか?」

 (やっぱり…)

「やっぱり彼女なんだ…」

「違う!」

「だって今彼女って言ったじゃない?」

美鈴はずっと窓の外を見ていたが苛立って皇輝に詰め寄る。

「あのなー…俺の彼女じゃなくて俺の姉貴の旦那の不倫相手なの!」

「え?」

「あんまり良い話じゃ無いけど俺の部屋で話すよ」
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