時にはケダモノくんなのです
五十鈴君の後ろを歩く私。
五十鈴君の家に行くなんて変にドキドキしてしまう。
男子の家…それにその男子が五十鈴君で…
意識しちゃう…。
「萩野?」
なんて1人でモンモンと考えていると名前を呼ばれる。
「は、はい!」
五十鈴君はきょとんとした顔をしていて、その顔はすぐに笑顔に変わる。
「すげーいい返事」
クスクスと笑われてなんだかちょっと恥ずかしくなる。
「顔がどっか違う世界に行ってたぞ」
五十鈴君はニコニコしながらそう言った。
意識してる、なんて言えるわけない…。