猫柳の咲く季節に


私は、もう大切な仲間を失うのはいやだった。


私だけじゃなく、みんなだって、そう思うはず…


だから、私もそれに協力したい。


そう思った。




そして、ある日のこと。


近所の裏山で、ネコを見つけた。


ダンボール箱に入っていて、一目で捨てられたんだとわかるようなものだった。


なんで、こんなことをするんだろう…


いつかは、別れが来てしまうのに、どうして自分から手放してしまうんだろうって、なんだか切ない気持ちになる。

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