猫柳の咲く季節に


なんだろう…


考えれば考えるほど、心がもどかしくなっていく。


やっぱり、俺は…


「ごめん、希美」


「えっ?」


「……好きっぽい」


好きとは言えない。


断定はできない。


恋をしたことがないから、これが恋としての好きかなんて、正直なところわからない。


それでも、どうやったらこの思いが伝わるか…


俺なりに考えた結果だから、受け取って欲しいと思う。

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