蕩けるくらいに抱き締めて(続き完結)
「…今のって、どういう意味ですか?」
「…」

雪愛に見つめられ、困った顔をする蘇芳先生。視線を外せないと観念した蘇芳先生は、呟くように言った。

「…付き合い始めだばかりだから、縛るようになるから、言わないようにしてたんだけどな。…ずっと、俺の傍にいて欲しい、それが本心」

「それって…同棲…ってこと、ですか?」

「まぁ…そんなとこ…今すぐとは言わないけど、近いうちにそうなればいいかなと…考えといて」

「…はい」

「…話が逸れたな。…今夜は、本当に帰るのか?」

話を戻され、雪愛はハッとした。
そして、フフッと笑った。

「…実は、お泊まりするつもりで来たんですけど、泊まってもいいですか?」

そう蘇芳先生に問うと、蘇芳先生の顔がパァっと明るくなり、雪愛は思わず、笑ってしまった。

そんな雪愛を、抱き寄せた蘇芳先生は、ニコリと微笑み頷いた。

…やっぱり可愛いなと、思わずにいられない雪愛だった。




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