僕は君のことが好きだった。

ららの秘密

「あー!拓くーん!おはよー!」

よりによって、一番話したくない人に会ってしまった。

「皆~!聞いてぇー!
拓君って、私の婚約者なんだよぉー!」

「さすが、香奈枝様!
拓君も、香奈枝様と婚約できて幸せですね!」

全然幸せじゃないし、幸せの正反対だし。

こんなこと言ってる馬鹿は、確か新山のお気に入り、香山美織(カヤマ ミオリ )。

新山に、利用されているだけなのに、幸せと思っている馬鹿。

「俺は、お前との結婚なんて後免だから。
俺、お前みたいな奴は大嫌いだ!」

なんかスッキリしたな。

「きゃーっ‼拓様!カッコいい!」

この子は、僕のファン第1号、狭間らら(ハザマ ララ )だ。

ららっていう平仮名の名前がコンプレックスなんだって。

すごい可愛い名前なのにね。

「何よ、馬鹿らら!貴方の会社、潰して差し上げましょうかぁー?」

っ!新山、いちいちウザいな。

「潰したいなら、勝手に潰そうと努力してみれば?
100年経っても潰せないと思うけど。」

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