何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「……え……?」
痛みが私に与えられることはなかった。
代わりに、金属音が響き渡るのが聞こえた。
恐る恐る目を開ければ鉄パイプが地面へと転がっているのが目に映る。
「いったい何が……?」
顔を上げればそこにいたのは……。
「遥斗……?」
大きな背中が私とレイヤを守る様に立っていた。
目の前に立っている男の鉄パイプを握りながら。
それは紛れもなく遥斗だ。
後ろ姿でも分かるくらい遥斗は怒っていた。
「汚いマネしてんじゃねぇよ」
遥斗は低い声で言うと掴んでいた鉄パイプを投げ捨てた。
金属音が耳に突き刺さる。
「お前らがアイツに暴行していた証拠はばっちり押さえたぜ。
これをホストクラブのオーナーに見せればお前ら全員クビだろーな」
ビデオカメラを掲げながら遥斗は男たちを見据える。
男たちは顔を顰めながら遥斗へと手を伸ばす。
カメラを奪うつもりだ、一瞬でそれを判断した私は声を荒げる。
「そのカメラを壊しても無駄ですよ。
私たちの仲間が別の所でもビデオを撮っていますから」
嘘だけど……。
心で苦笑いを浮かべながら男たちを見渡す。
今はこの問題を解決しなきゃ、その為だったら嘘の1つくらいついてやるんだから。
気合いを入れて私は男たちに近づく。
痛みが私に与えられることはなかった。
代わりに、金属音が響き渡るのが聞こえた。
恐る恐る目を開ければ鉄パイプが地面へと転がっているのが目に映る。
「いったい何が……?」
顔を上げればそこにいたのは……。
「遥斗……?」
大きな背中が私とレイヤを守る様に立っていた。
目の前に立っている男の鉄パイプを握りながら。
それは紛れもなく遥斗だ。
後ろ姿でも分かるくらい遥斗は怒っていた。
「汚いマネしてんじゃねぇよ」
遥斗は低い声で言うと掴んでいた鉄パイプを投げ捨てた。
金属音が耳に突き刺さる。
「お前らがアイツに暴行していた証拠はばっちり押さえたぜ。
これをホストクラブのオーナーに見せればお前ら全員クビだろーな」
ビデオカメラを掲げながら遥斗は男たちを見据える。
男たちは顔を顰めながら遥斗へと手を伸ばす。
カメラを奪うつもりだ、一瞬でそれを判断した私は声を荒げる。
「そのカメラを壊しても無駄ですよ。
私たちの仲間が別の所でもビデオを撮っていますから」
嘘だけど……。
心で苦笑いを浮かべながら男たちを見渡す。
今はこの問題を解決しなきゃ、その為だったら嘘の1つくらいついてやるんだから。
気合いを入れて私は男たちに近づく。