何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
職員室に着いた私たちは野球部の顧問である加藤先生を訪ねた。
私たちの為に時間を作ってくれた加藤先生。
野球部の部室へと案内をしてくれる。
ずらっと並んでいるトロフィーや写真を見ていれば加藤先生は分厚いファイルを持ってきてくれる。
「これが片瀬たちの代の資料だな」
何十年も経っているというのに加藤先生は片瀬さんたちの事を覚えていた。
加藤先生からしてもあの時の事件は衝撃的だったらしい。
「進藤さんの連絡先が知りたいんですけど……」
「進藤か……」
進藤というのは片瀬さんの親友だ。
加藤先生にとっても哀しい事だからか表情を曇らせた。
目を逸らしながらも話してくれる。
「進藤は野球が出来なくなって……片瀬と揉めてから人が変わってな……。
明るかった性格が一変して無口な子になってしまったんだ」
「……」
「私がもっと注意していれば……あの子たちに辛い思いをさせなくて済んだかもしれない……。
っと……すまない、連絡先だったね、私もあまり詳しくは知らないんだが、確か小学校に勤務しているって風の噂で聞いたぞ」
「そう……ですか。
ありがとうございます」
加藤先生は『力になれなくてすまない』と申し訳なさそうに頭を下げてくれた。
私たちの為に時間を作ってくれた加藤先生。
野球部の部室へと案内をしてくれる。
ずらっと並んでいるトロフィーや写真を見ていれば加藤先生は分厚いファイルを持ってきてくれる。
「これが片瀬たちの代の資料だな」
何十年も経っているというのに加藤先生は片瀬さんたちの事を覚えていた。
加藤先生からしてもあの時の事件は衝撃的だったらしい。
「進藤さんの連絡先が知りたいんですけど……」
「進藤か……」
進藤というのは片瀬さんの親友だ。
加藤先生にとっても哀しい事だからか表情を曇らせた。
目を逸らしながらも話してくれる。
「進藤は野球が出来なくなって……片瀬と揉めてから人が変わってな……。
明るかった性格が一変して無口な子になってしまったんだ」
「……」
「私がもっと注意していれば……あの子たちに辛い思いをさせなくて済んだかもしれない……。
っと……すまない、連絡先だったね、私もあまり詳しくは知らないんだが、確か小学校に勤務しているって風の噂で聞いたぞ」
「そう……ですか。
ありがとうございます」
加藤先生は『力になれなくてすまない』と申し訳なさそうに頭を下げてくれた。