何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「俺たちの間に……特別な会話は無かった。
でも……また会おうって約束して別れたよ」

「……きっと……言わなくたってお互いの事が分かるんですよ。
……親友だから……」



言葉なんていらない。


ただ目と目を合わせるだけで
お互いの気持ちが分かってしまう。


それは……本当に大切な人同士だから出来る事だ……。



遥斗もお義兄さんも、もう大丈夫。
これからは2人でお互いを補って生きていくだろう。



「……本当に……良かった……」

「……キミはどこまでもお人好しだね。
そんなキミだから……俺もこんな事をしちゃうんだよねー」



お義兄さんは軽口でそう言うと窓の外を見た。
いつの間にか車は止まっていてある場所に着いたみたいだ。



「ホテル?」



そこは有名なホテルで何度かパーティーで来た事があった場所だった。
なぜこんな所に……。
そう思っていればお義兄さんはいつの間にか外に出て私が座っていた方の扉を開けてくれる。
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