何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「ここ……どこ……?」



紙に書かれている場所に来たはいいけど……。
誰もいないし……。


キョロキョロと周りを見渡しても人1人いない。



「それにしても……綺麗だな……」



目の前に広がるのは海だった。
広くて大きい海を見ていると、自分がいかにちっぽけな人間なのかを思い知る。



こんな所で仕事って……。


不思議に思っていれば後ろから小さな足音が聞こえてきた。


私は何も考えず振り向く。



でもその瞬間、体が動かなくなってしまった。



「っ……」



手に力が入らず、持っていた紙が空高く舞い上る。
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