何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「どうしてここに……」



やっとの思いで声を絞り出せば、それは酷く震えてしまう。
目の前に立つ人もまた、動揺しているように見えた。



「お……お前こそ……どうして……」

「わ……私は拓哉さに仕事で行けって……」



バクバクと揺れ動く鼓動を必死で抑えながら私は目の前の彼に説明する。
どもりながらも、最後まで言えば彼の目は大きく見開かれた。



「仕事だ!?
こんな所で何すんだよ!?」

「知らないよ!
私は言われた通りに来ただけだもん!!」

「少しは疑えよ!!」



気が付けば私たちは普通に言い合いをしていた。


いつも通りに……。



「何で……何でいるのよ……遥斗……!!」



目の前に立っていたのは、私の好きな人だった。


もう会うはずがないと思っていた人との再会に……
嫌でも目頭が熱くなっていく。
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