何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「貴方の様な無責任な人間は我が社には必要ない」
「しゃ……社長!!」
拓哉さんは興味を失くした様にスタスタと歩き出す。
相変わらずの横暴ぶりだ。
でも部長の嘘を見抜く辺りは流石としか言えない。
「梓沙」
「は……はい」
いつの間にか私のすぐ後ろには拓哉さんが立っていた。
急いで立ち上がり拓哉さんの目を見る。
「例の取引先に行って来い」
“例の取引先”と聞いて無意識に拳を握りしめていた。
あのエロ親父の会社……。
もう2度と行きたくはなかったが……。
こんなに早く行く事になるとは……。
憂鬱な気分になっていれば拓哉さんは鋭い目で私を睨む。
「返事はどうした」
「……すみません。
分かりました」
私が返事をすれば満足そうに唇の片端をわずかに吊り上げた拓哉さん。
そして、すぐに背を向けて歩き出す。
相変わらず仕事の時は厳しい人だ。
婚約者の情けとか贔屓とか……。
そんな生温いものはこの人には存在しない。
まぁ、その方が有難いけど……。
「しゃ……社長!!」
拓哉さんは興味を失くした様にスタスタと歩き出す。
相変わらずの横暴ぶりだ。
でも部長の嘘を見抜く辺りは流石としか言えない。
「梓沙」
「は……はい」
いつの間にか私のすぐ後ろには拓哉さんが立っていた。
急いで立ち上がり拓哉さんの目を見る。
「例の取引先に行って来い」
“例の取引先”と聞いて無意識に拳を握りしめていた。
あのエロ親父の会社……。
もう2度と行きたくはなかったが……。
こんなに早く行く事になるとは……。
憂鬱な気分になっていれば拓哉さんは鋭い目で私を睨む。
「返事はどうした」
「……すみません。
分かりました」
私が返事をすれば満足そうに唇の片端をわずかに吊り上げた拓哉さん。
そして、すぐに背を向けて歩き出す。
相変わらず仕事の時は厳しい人だ。
婚約者の情けとか贔屓とか……。
そんな生温いものはこの人には存在しない。
まぁ、その方が有難いけど……。