男の秘密
優が一人で恥ずかしがっている頃。
時刻は7時前、オフィスビルが立ち並ぶ通りから少し中に入った所にある、隠れ家的なバーに羽奈は居た。
人目を避ける為に、個室に入り、相手が来るのを待っている。
コンコン。
ノックの音がして、飲んでいたワイングラスをテーブルに置き、入り口に向かって「どうぞ」というと、それを合図に、一人の男がスルリと室内に入って来た。
「ココに来られたという事は、呼び出された理由をご存知という事ですね」
「さぁ。君からの呼び出しだから来たんですよ」
余裕の笑みを浮かべながら席に着く男に、メニュー表を渡す。
「そうですか、では、こちらで調べた事をお話しますわ。
まず、メールですが、フリーメールで、本人を特定する事は出来ませんでした。
ですが、何処のサーバーを経由して送られたか等は分かりましたので、大まかな場所の特定は出来ました。
次に手紙ですが、手袋をされていたのでしょう、表立った所には指紋は検出されませんでしたが、ノリ部分には人差し指半分の指紋が検出されました。
次に、優のパソコンの操作ですが、火曜日に優のパソコンのメールアドレスから、メールを消去した人物が分かりました。」
何か業務の報告をしているかのように、淡々と話す羽奈は仕事モードそのものだった。
「!? どうやって?」
それまで穏やかな表情を崩さなかった男の表情に緊張が走る。
「それは貴方に答える義務はありません。
ですが、何時でも証拠として警察に提出する事は出来ます」
余裕を見せていた男の顔がゆがむ。
時刻は7時前、オフィスビルが立ち並ぶ通りから少し中に入った所にある、隠れ家的なバーに羽奈は居た。
人目を避ける為に、個室に入り、相手が来るのを待っている。
コンコン。
ノックの音がして、飲んでいたワイングラスをテーブルに置き、入り口に向かって「どうぞ」というと、それを合図に、一人の男がスルリと室内に入って来た。
「ココに来られたという事は、呼び出された理由をご存知という事ですね」
「さぁ。君からの呼び出しだから来たんですよ」
余裕の笑みを浮かべながら席に着く男に、メニュー表を渡す。
「そうですか、では、こちらで調べた事をお話しますわ。
まず、メールですが、フリーメールで、本人を特定する事は出来ませんでした。
ですが、何処のサーバーを経由して送られたか等は分かりましたので、大まかな場所の特定は出来ました。
次に手紙ですが、手袋をされていたのでしょう、表立った所には指紋は検出されませんでしたが、ノリ部分には人差し指半分の指紋が検出されました。
次に、優のパソコンの操作ですが、火曜日に優のパソコンのメールアドレスから、メールを消去した人物が分かりました。」
何か業務の報告をしているかのように、淡々と話す羽奈は仕事モードそのものだった。
「!? どうやって?」
それまで穏やかな表情を崩さなかった男の表情に緊張が走る。
「それは貴方に答える義務はありません。
ですが、何時でも証拠として警察に提出する事は出来ます」
余裕を見せていた男の顔がゆがむ。