男の秘密
「気になるなぁ」

「こ、この話はおしまいです!そ、それより、忍さんは車を運転されるんですね」

何とか話題を変えたい優は、気になった車の事を聞いてみた。

「運転が好きで車も買ったんだけど、中々乗る機会が無くて」

「お仕事忙しいんですか?」

「そうだな。最近忙しいかな。お陰で体調管理出来なくて優に助けられたしね」

自嘲気味に話す忍に慌てる。

「助けるだなんて大げさですよ。」

「優にしたら、犬猫を拾ったのと一緒だった?」

忍が苦笑しながら話すと更に慌てて首を振る。

「そんなわけ無いですよ!でも、自然に家につれて帰ってて」

『あぁもう。話題を変えたのに、ピンチなのはどうしてかしら』

顔を真っ赤にしながら慌てている姿は、さながら小動物のようだ。

忍もその仕草に笑いを噛み殺しているようだ。

「ごめん。優の反応が可愛くてつい・・・」

『可愛いって?! また勘違いしそうだわ。 忍さんにとって、私はハムスターみたいなものなのよね、きっと。』

今のどんな状況かを考えると、冷静になり気持ちが落ち着いた。

『みんな今頃同期会をやっているのよね』

窓の外を見ながら帰り際、同期会に行く羽奈を見送った事を思い出した。
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