男の秘密
「いらっしゃい!」
慌てて玄関の扉を開けて、羽奈を招き入れる。
「お邪魔するわね。今日は日本酒の良いのが手に入ったから持って来たわ」
仕事モードからオフモードに切り替わった羽奈に似つかわしくない日本酒の1升ビン。
羽奈も優も無類の酒好きだ。
本来同期会でもお酒が飲みたいが、二人はザル過ぎて一度飲見始めるとセーブ出来ないので同期会では飲まない。
こうして、二人で飲む時だけ思いっきり飲める。
「わぁ!ありがとう・・・そっちは何?」
キャリーに四角箱が括り付けてある。
「これ?そろそろストックが無くなって来たんじゃないかと思って補充」
その一言で全てを理解した。
基本的に二人の飲み会は、部屋と料理を優が提供し、酒類を羽奈が調達してくる。
これは大学の時からの暗黙の了解だ。
羽奈は珍しい酒を良く知っていて、世に殆ど出回らない酒や焼酎を持参してくる。
そのどれも驚くほど美味しい。なので今回も大いに期待できる。
「何時もありがとう」
キャリーから降ろした箱を食器棚の横に置く。
その間に羽奈は勝手知ったる何やらで、グラスや小皿等をトレイに乗せてテーブルに運ぶ。
直ぐに飲み会の準備が完了した。
慌てて玄関の扉を開けて、羽奈を招き入れる。
「お邪魔するわね。今日は日本酒の良いのが手に入ったから持って来たわ」
仕事モードからオフモードに切り替わった羽奈に似つかわしくない日本酒の1升ビン。
羽奈も優も無類の酒好きだ。
本来同期会でもお酒が飲みたいが、二人はザル過ぎて一度飲見始めるとセーブ出来ないので同期会では飲まない。
こうして、二人で飲む時だけ思いっきり飲める。
「わぁ!ありがとう・・・そっちは何?」
キャリーに四角箱が括り付けてある。
「これ?そろそろストックが無くなって来たんじゃないかと思って補充」
その一言で全てを理解した。
基本的に二人の飲み会は、部屋と料理を優が提供し、酒類を羽奈が調達してくる。
これは大学の時からの暗黙の了解だ。
羽奈は珍しい酒を良く知っていて、世に殆ど出回らない酒や焼酎を持参してくる。
そのどれも驚くほど美味しい。なので今回も大いに期待できる。
「何時もありがとう」
キャリーから降ろした箱を食器棚の横に置く。
その間に羽奈は勝手知ったる何やらで、グラスや小皿等をトレイに乗せてテーブルに運ぶ。
直ぐに飲み会の準備が完了した。