男の秘密
「本当に優は鈍感ね。見てなさい、来週最低2回は誘ってきて、うち一回は金曜日よ」

『見てなさいって・・・。予言なの?』

折角ほろ酔い気分だったのに、一気に酔いが冷めてしまった優は、恨めしそうに羽奈を見る。

羽奈は酒好きの癖に良く食べる。

何処に入るのか分からないが、体型は全く変わらない。

優もそれなりに食べるが、痩せの大食いなのではと羽奈を見る。

「来週からが楽しみね」

今の状況を最大限に楽しんでいる発言に、優は頭が痛くなった。

その後も飲み会は続いたが、全く酔えないままお開きを迎えた。




羽奈は土曜日のお昼まで居たが、用事があると帰ってしまった。

今回の飲み会は本当に急だったから仕方ないが、少し残念だと思っていた時、加藤からメールが届いた。

内容は明日は日曜だし、時間があるなら今日か、明日のどちらかに居酒屋めぐりをしないかと言う内容だった。

「は、早い・・」

『でも、休日はやりたい事があるから・・・』

昨日の今日でもう段取りを決める辺りは、流石営業。等と関心してしまった。

だが、土曜日は平日に出来なかった家事がしたいし、明日は楽しみにしている個展がある。

土日は用事が有るからと返信をして、掃除に取り掛かる。

その後加藤も何とか休日に優と出かけたいらしく、あの手この手で誘うが、結局優の思い通り月曜行く事になった。
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