恋色シンフォニー

後半は、シューベルトの交響曲第8番 ハ長調、通称『ザ・グレート』。
(時代によって、呼び方が7番だったり、9番だったりする)

早瀬さんが振るシューベルトは、さっきのメンコンと違って、清純で、健全で、安心して聴けた。


この曲は、シューベルトが生きている間は演奏されなかった。

彼の死後、シューマンが彼のお兄さんを尋ねた際に楽譜を発見。
先ほどのメンデルスゾーンの指揮で初演された。

この曲を聴くたび、シューベルトの無念を思って、胸が痛くなる。

あなたの音楽は、こうして後世にきちんと伝わってるよ! グレートだよ! と天国に向かって叫びたい。


それにしても、この曲は長い。
繰り返しの有無にもよるけど、50分〜60分くらいある。
ヴァイオリンはほぼ弾きっぱなしだ。
圭太郎、大丈夫かな。


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