婚約者はホスト!?④~守りたいもの~(番外編あり)

今の圭司とは、まだ エッチだってしてないんだから!

下着姿も見せたことのない相手に、下着を洗わせたなんて…。
ショックで言葉もでない…。

「ごめん 夫婦だし そんなに気にすると思ってなかったんだよ…。」

夫婦って言ったって…今の圭司と私は、まだ何ひとつ夫婦らしい事なんてしてないじゃない!

「夫婦だからって恥ずかしいよ… 見られたり触られたり…。」

「いやいや 別に俺 なつの下着見て欲情とかしてないから…。家族の洗濯物をやらしい目でなんか見ないよ。だから機嫌なおしてよ…。」

なんだか そう言われてしまうと、それはそれでちょっと傷つく…。

下着見ても欲情しないって…

下着を見てもドキドキしない相手なんかに、この先 恋愛感情を持つことなんてあるのかな。

それでも…
今の私は圭司にすがりつくしかないんだ。

私は大きく深呼吸して、微笑んだ。
 
「もう いいよ ありがとう しまうのは後で私がやっておくね…。あっ 夕食 待っててくれたんだよね ごめんね…。」

色々いいたい言葉をグッと呑み込んだ…。

「うん じゃあ なつ 運ぶの手伝ってくれる?」

「うん。」

圭司の料理はどれもおいしかった。
なんだか、結局 胃袋を掴むどころか、こっちが掴まれてしまった感じだ。

洗い物をしながら、ふーとため息が漏れた。
どうやったら 私と圭司は恋に発展するのだろうか…。
どんどん 自信がなくなっていく…。

「あっ そうだ 圭司。」

ふと、明日の約束を思い出して、リビングにいる圭司に声をかけた。

「うん? どうした?」

「あのね ゆずちゃんってわかる? 杉本柚葉っていう、圭司の会社の後輩の子。」

「分かるよ 何度かお見舞いにも来てくれてた子だろ? その子がどうかしたの?」

「うん 明日ね 旦那さんと一緒にうちに遊びに来ることになったの。ゆずちゃんね、圭司のアシスタントだったから、仕事の事とか色々聞けると思うよ…。あっ もしかしたら 旦那さんの昔の先輩も一緒に来るかもしれない。」

「ふーん そりゃ 助かるけど… なんで旦那の先輩まで来るの?」









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