秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
「だって・・・私達の恋は…私の片思いから始まったのよ」

「もういいから…俺訊く気ないし」

「少し位訊いて頂戴。永遠」

母さんは無理矢理俺をカフェに連れ込み、ケーキセット食べながらずっと父さんの話をした。

そう言えば、愛と母さんが良く話をしていたな。

男の俺はガールズトークの輪には入れて貰えず、ずっと一人で本を読んでいた。


「昔、愛と喋っていた話って・・・これ?」


「そうよ。愛はフランスだし・・・なかなかお喋り出来ないのよね。派瑠君にも会えないから寂しいわ」

「母さんの話で一つ分かったコトがある。父さんって最低の男だったんだ・・・」

「最初の頼さんは最低だったかもしれないけど、今は世界一素敵な人よ。永遠」

「恋は盲目と言うし…父さんと母さんが幸せならいいよ」

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