秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
シャワー後の彼は男の色香をで私を魅了し、社内では封じられたフェロモンを漂わせる。
今の彼には、妖艶と言う表現が良く似合う。

私の心臓がどうにかなってしまったかのようにドクドク早鐘を打つ。
そして、カラダの奥は昨日の情事を思い出したのか…疼き出した。

酔った私には全く記憶にないけど、カラダはしっかりと憶えているようだ。


「私達、Hしましたよね」

「ああ…お前が先に服を脱いで俺を誘ったんだ」
私から誘った・・・

私は眩暈を起こし、額を押さえた。

「…どうして止めてくれなかったんですか?」

「裸のお前を見て止めようがなかった。それだけだ」

麻生さんは淡々と返して、クローゼットの扉を開けた。

「ここはラブホじゃないの?」

「俺の部屋だ」

ここは麻生さんの部屋・・・

彼の寝室は、黒の家具を基調としたモダンなインテリアで統一された落ち着いた空間を演出していた。

「余り、見るな。小池」

麻生さんは照れ臭そうに私に吐き捨てる。









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