ライ・ラック・ラブ
「あっ、ごめんなさい!えっと……はぃ」

私自身、緊張はしていないものの、プロポーズをされたのは生まれて初めてだし。
しかも好きな人から…。
「はい」という二言だけなのに、承諾のお返事をすることって、こんなに恥ずかしいの?
もちろん、良い意味で照れる、という意味だけど!

今更のように私の胸が、ドキドキと高鳴り始めた。

「あー良かった!」と正さんは言うと、左手を胸にあてて、ホーッと安堵の息をついた。
もしかしたら正さんは、私がこの場で承諾しないかもしれないと、少しは疑っていたのかもしれない。
そんなこと…ありえないのに。

急に陽気になった正さんは、視線でウェイターを呼んだ。

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