カリスマ社長に求婚されました
ellは、年四回ほど新作のジュエリーを出す。

とはいえ、毎回完全な新作というわけではなく、既存のデザインを少し変えてみたりするだけのこともあった。

それに、ネックレスや指輪、ピアス等新作で出るものとそうでないものもあったりする。

その辺りは、優一さんや柊也さん、そして彩子さんたちが、マーケティングリサーチなどを重ねて決めていた。

「優一さん、まだ寝ないの?」

すっかり季節は秋になり、朝晩が肌寒くなってきた。

「ああ、そうだな。そろそろ寝ようか……」

午前〇時をまわり、書斎に籠っている優一さんに声をかける。

どうやら、ジュエリーのデザインを考えていたようだけど、かなりこん詰めているみたいだ。

優一さんは、頭がボーッとしないようにと、書斎ではなるべくエアコンを使わない。

今の季節のように、極端に暑くも寒くもない時期は、夜冷えてきたとしても部屋を温めていなかった。

「優一さん、あんまり頑張りすぎは体に悪いわよ。手も冷えてるし……。だいぶ夜は冷えてきたから、少し厚着をしたら?」
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