◇あなたへと続く道◇

●章の気持ち●



そこには
悲しそうな顔をした
章が立っていた。

「章、、、。」

アタシが名前を
呼ぶと
章はアタシを
抱きしめた。

「ごめん、、、。」

「えっ?」

「泣かせてごめん、、、。」

「これは章のせい
じゃないよ?」

「いや。俺のせいだ。」

「、、、。」


アタシが
黙っていると
章は抱きしめる力を
緩めてた。


「華恋、、、。」

「ん?」

「スキ。スキ過ぎてどうにかなりそうなんだよ、、、。」

「、、、。」

またアタシは
黙り込んでしまった。
すると
章はアタシを
体カラ離した。

「華恋、、、
付き合おう、、、。」

「章、、、イイの?
アタシなんかで。」

「俺は華恋ダケがイイ。」

「ありがとう、、、。」



この時はまだ
思ってもいなかった。
章があんなコトに
なるなんて、、、。
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