思い出の悲しみ


「ねぇ美弥の部屋行きたい」


「・・・・いいけど汚いよ?」


「いいよ」

三人をほっといて健太と私は二階へ上がった
「やっぱ美弥の部屋は広いな。まずこの家のデカさだもんな」

私は何も言わず部屋をかたずけた



「美弥って彼氏つくんねーの?」

「作らないわけじゃないけど」

「・・・俺じゃだめ?」

「え?」

健太は確かにカッコいいし、絶対いつまでも私をキュンキュンさせてくれると思う
でも健太をそういう目で見たことは無い。
けど、断るにはもったいないな

少し悩んでから

「・・・・いいよ」

「まじ・・・?」

「うん」




健太は嬉しそうに私にキスをした
後でみんなに伝えようかなとか思ってると


「みんなには内緒な?」

「・・・・は?」

「そっちの方がスリルあっていいじゃん?」と笑う

スリル?
別に私スリル求めてないし・・・まぁいいやどうせ言っても言わなくても変わんなさそうだし



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