私の嘘を完成させて
・・・・
ホテルの夕食を食べて
部屋に戻ると堀さんが
一言。
「ごめんなさい!」
「え?」
いきなり謝るもんだから
拍子抜け。
「せっかくいっぱい
話せると思ったのに
1人にしちゃって…」
目をウルウルさせて
謝ってくるその姿。
そういえば堀さんって
「いつも謝ってるね。」
「だって…」
「私気にしてないよ。
夜たくさん話せると思ったしね。
それに同じ部屋にしてもらって
感謝してるのは私の方だよ。」
ありがとうと言うと
女の私でもキュンとする
笑顔で笑ってくれた。
「…で、話したいのは
同じ気持ちなんだけど…
ちょっと先生に呼ばれてるから
行ってくるね。」
堀さんとゆっくり話せるのは
まだまだ先の話だ。