私の嘘を完成させて

「でも。栄斗はすごく
モテたから女の子達に
目の敵にされちゃって…」

篠崎さんか…

「虐められてるなんて
言いたくなかった。」

「きっと言ったら栄斗は
自分を責めるから…。」

この二人は…

「辛くなって…結局
負けちゃったんだ。」

別れてすぐに
栄斗は髪の毛をオレンジに染めて
人を一切寄せ付けなくなった。

そして…堀さんは手首を切った。

「馬鹿みたいだよね。
傷は薄れてくのに
気持ちはあの日のままで…」

こちらを振り返る堀さんは
切なそうに笑った。



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