私の嘘を完成させて

「んー…なんだろう。
わかんないなぁ。」

「は?」

そう。私もいまいち
わかっていない。

「…私家族いないの。」

初めて人に話した。

先を歩いていた彷徨は
立ち止まって振り返る。

「親戚の家たらい回しに
されてたんだけど…
だるくなって家出して、
途方に暮れてた私を
拾ってくれたんだよね。」

「そうか。」

「…だからお世話になってる
お兄さんって感じかな?」

おじさんと言いたい所だけど
そんな事言ったら絶対泣く。

「逆に聞きたいんだけど・・
皆と尚人さんって何?」

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