私の嘘を完成させて
「私の両親。
事故で亡くなったんだ。」
「…そうなんだ」
「うん。土曜日に
尚人さんと行ってくる…
ごめんね。海。」
別に今の時代両親が
いない事なんて
私だけじゃないだろうし
この話は暗くなるから
なんとなくしなかっただけ。
けど…
「行きたくねぇの?」
彷徨の言葉に思わず
ビクッとなるのがわかる。
「そっ…そんな事ないよ。」
「そうか」
行きたくないわけじゃない。
行っていいのかわからない。