私の嘘を完成させて

彷徨の後ろを
着いて行くと

「ブッ!」

いきなり足を止めた彷徨。

その広い背中に
思い切り鼻をぶつけた。

「…なにいきなり
止まらないでよ…」

鼻をさすりながら
少し彷徨を睨む。

「お前さ」

「なに」

「少しは危機感持てよ。」

はぁとため息をついて
呆れ口調でそう言う彷徨。

危機感…


彷徨って唐突に
こういう事言うから
全然わからない。

「…早く出なよ」

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