私の嘘を完成させて

話を逸らして
彷徨にそういうと

舌打ちをして
玄関を開けた。


「かーなーたー!」

「うわっ。って愛?」

そこにいたのは
海ではなくて…

愛と呼ばれたその子は
勢いよく彷徨に抱き着いた。

「久しぶりー!
もう何で全然
帰ってきてくんないのぉ?
愛寂しいかったー!!」

私ここにいていいのかな?
なんだかお邪魔な気がする。

どうしようか迷っていると
その子は私に気付いて

「あなただぁれ?」

未だに彷徨に
抱き着いたまま
私に声をかけるその子。


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