私の嘘を完成させて

勢いよく開いたベランダ。

振り向くとそこには

「なんだよ。愛。」

険しい顔をした愛ちゃん。
だけど、すぐにニコッとして


「私アイス食べたいから
南那ちゃん一緒に
コンビニ行こう?」

なぜ。私。

そのニコッとする顔の
裏は「ついて来いよ」と
読み取れる…。

「あー。うん。いいよ」

「俺も行く!」

ヒヤヒヤとそんな顔を
した栄斗が助け舟を
出してくれたけど

「私南那ちゃんと
ゆっくり話したいのー!
だから皆は待っててね!」

あぁ。行きたくない。

< 298 / 402 >

この作品をシェア

pagetop