私の嘘を完成させて

彷徨の胸に顔を
うずめると
なぜだかため息をつかれて

「何でいきなり
素直になってんの?」

「…なってないし。」

「顔、」

「ん?」

「顔上げろ。」

「なに・・っ」

言われるがままに
顔を上げると
頭を引き寄せて


キスをされた。


「こんぐらいは許せよ。」

「…なんで」

「言っていいのか?」

「…だめ」

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