私の嘘を完成させて

本当は分かっている。

彷徨の気持ちも
自分の気持ちも。

聞けないのも
言えないのも
私自身の弱さ。

お願い彷徨。

「私を呼ばないで…」


彷徨の体に私も
腕を回すと


「ん、どうした?」

「あっ、ごめん」

起してしまったと思い
慌てて手を離そうとすると

「離すなよ。」

腕を抑えらる。

「眠れねぇ?」

「ううん…」

頭を優しく撫でてくれる
その手に安心を覚える。

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