私の嘘を完成させて

「風戸くん…」

風戸君の顔を見た
瞬間空気が一瞬で
凍り付くのが分かった。

普段はニコニコしてる
愁も海も何故か険しい顔。

彷徨と栄斗と新は
明らか不機嫌。

「…何の用?」

これだけの冷めた
空気の中でも風戸君は

「冷たいじゃ~ん。
仮にも俺南那ちゃんに
片思い中なんだけどなぁ」

「あ?」

その声に反応するのは
彷徨で…

さすが元暴走族…
目つきだけで人ひとり
殺せてしまいそう…

っていうのは大袈裟だけど
それほどの空気が漂っていて
私でも足が竦んでしまう。



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