私の嘘を完成させて

新もあの決意表明から
毎日美味しいご飯を
作ってくれる。

相変わらずな食欲だけど。

「南那」

「えっ?」

いきなり話しかけるもんだから
変な声が出る。

「…今日放課後会議だってよ。」

携帯をいじりながら私に
そう言う栄斗。

誰かからメールでも来たのかな。

「会議って…何すんの?」

「行事の」

「そうなんだ。」

新は無口なだけで
決して嫌な人じゃない。
皆といると楽しそうに話すし
時より笑顔も出す。
お酒を飲んだ時の栄斗は貴重だ。

一時間半かかる学校までの
道のりは栄斗とだと長く感じる。
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