私の嘘を完成させて
彼女がいるとか今はどうでもいい。
「あ?なんでもねーよ。」
なんでもない腫れ方じゃない。
「…骨折れてるんじゃ…」
「折れてねーよ。」
「でもっ!」
「南那。」
怪我をしていない反対の手は
私の頭の上に置かれた。
「あんま心配かけんな。」
いや。逆だろう。
でも…今回は助けられたみたいだから
「ごめんなさい。」
ここは素直に謝っておこう。
そしてきっと皆にも
心配かけたから明日朝一で
土下座する勢いで謝ろう。
「帰るぞ。なんかあれば呼べよ。」
「あ…うん。」
「それとも…」
「?」