【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち
外へ出ると、何人かはいたけれどもう後片付けをしている感じでホッとした。
「結衣、ホッとするのはまだ早いぞ。病院についてからだ」
「どっかで降ろしてもらって1人で歩いて行ったらわからなくない?」
「ダメだ。結衣はちっさい」
これはもう完全に揶揄っている。
本当は、不満であっても1人では歩かせられないという理由で三浦さんがいる。
三浦さんがいる事で一目瞭然ということだ。
病院に着くと先に出た響さんたちが取り囲まれていた。
いやわざとそこにいるといってもよさそうだ。
あの響さんがいつになく嘘くさい。
わたしたちが車をとめた時には隼たちも合流していた。
そして
「三浦頼むな」
司の声で私と三浦さんは車から降りると急ぎ足で別館の入口の方から中へと入った。
「見取り図まで調べたの?」
「へい」
病院内はさすがに報道陣の姿はなく静かだった。
でも、五郎ちゃんの入院する階へ行くと警察官が何人も立っている。