【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち


翌日は菫も幼稚園へ行き私は安心して三浦さんと病院まで車で出かけた。


昨日来るはずだったさぶちゃんもあまりの報道の過熱ぶりに火に油を注ぐと駆けつけたい気持ちを抑えて福岡で待機していた。



今日は来るはずだと三浦さんと話しながら病院の中を歩いているとまた病室の前に警察官が立っている。



「なんで?五郎ちゃん注射が嫌で暴れた?」


笑いながらドアを開けると病室の中はさぶちゃんだけじゃなく極道、極道、極道で



「四郎、どうにかしてくれや」



五郎ちゃんも悲鳴をあげていた。



お見舞いの花や品が病室いっぱいに置かれていて


「芸能人みたい。ヒーローは違いますねぇ」



昨日の反撃で私が冷やかした。



だが笑ってばかりもいられない。


心配はもちろんだが最高顧問という事で組長たちは見舞いに行かなきゃと動きだしたわけだ。



冗談じゃない。


それじゃ五郎ちゃんがゆっくり静養出来ない。



困っているとノックがしてまた誰かと思ったら小川さんだ。



「毎日ご苦労様」


思わず笑うと


「本当に手がかかるな」


小川さんも苦笑いだ。


病室内の面々を見てから私を廊下へ呼んだ。





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