【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち




組長さん達のお見舞いは夕方ぐらいまでは続いたが植木さんのお蔭でピタリと止まった。



「五郎ちゃん良かったね。やっとおさまったね」


「むさくるしいのばっかりでつまらんばい」


「さぶちゃんもやっと五郎ちゃんを独占できますね」


「「四郎や…」」



「私はまだ独占してないの。お楽しみは後なの。うふふふ」


「うふふって あはははは」




まだ流動食に近い食事に力が出ないとがっかりしていたけれど


看護婦さんたちを困らせるような事はしない五郎ちゃんだ。



隼が病院に来てやっぱり組も大変だったと言っていた。



子どもたちが待っているので私と隼が帰り三浦さんはさぶちゃんを連れて戻って来る事になった。




その夜はさぶちゃんと思う存分話をした。


菫は、さぶちゃんの太くて濃い眉毛が面白いみたいで


何度も何度もそれは失礼なくらい触り、琉も抱かれるとすぐに眉へと手を伸ばして触れていた。



そしてさぶちゃんもまた、博多弁を真似して言う菫を面白がり


目尻を下げて菫の話しを聞いては大笑いをしていた。



2日間ほどさぶちゃんは滞在して五郎ちゃんを頼むと言って福岡へ戻って行った。



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