【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち


渡辺さんからデザートをもらった菫がスプーンでゼリーを口へ運び


何かを思い出したように


「きーたん」


突然桐生さんの名前を呼び手招きをする。



「用事があるなら菫がそばへ行きなさい」


「違うの。きーたんがパパとママとじーたちに聞いてみるって言ってたの」


食事を終えたようで何やら神妙な顔つきで私達の前に立つ桐生さん。



「な…何?菫がまた何か無茶なお願いした?」


「菫ちゃんの夢を叶える手伝いを頼まれまして」


私達大人はもう興味津々で桐生さんを見つめた。


だけど桐生さんは笑いをこらえているような顔つきに変わっていって



「口止めされているので何かは言えねぇんですが剣の真似事というか、戦いというか、そういうのをやりたがりましてね。遊びでもやっていいものかどうか」



「遊びじゃダメだよきーたん」


当然ながらここで私達大人3人の頭の中は戦闘物の何とかレンジャーを思い浮かべる。


「チャンバラごっこでしょ。全然いいよ」


「問題ないわよね?」


「あぁ。構わねぇよ」


「でも、今の何とかレンジャーって剣で戦わないわよね。」


「そうね、チャンバラごっこなんて今時しないでしょ。まぁ銃で遊ばれたらここじゃ別問題が勃発しそうで笑えないわ」



「由香里さんそれ怖すぎて笑えない」


私達の会話を聞いていた菫がそんなものになりたいわけがないとばかりに頬を膨らませて抗議の姿勢をみせた。





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