【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち
「違うの?じゃあ何?」
「秘密」
言わないとばかりに小さな両手を口にあてる。
「秘密じゃ許可できねぇな」
揶揄う響さんの言葉に慌てたように桐生さんの顔を見つめ
いい?とでも相談する確認なのかひとつ頷く
桐生さんからも同じようにひとつ頷く仕草が見られると意を決したのか今度は、意気揚々と
「あのね、サムライ!」
「「「・・・」」」
思いもしない菫の言葉に私達3人は完全に固まった。
「菫?菫はサムライになりたいの?」
「うん」
「桐生はサムライ…菫がサムライになる手伝いをするの?」
もはや動揺していると言っても過言ではない。
「懇願されやした」
もうその言葉を聞いた時には、破顔せずにはいられない。
それでも必死に堪え
「よし菫いいぞ。じーは菫の侍に大賛成だ」
「ばーはお姫様の方がいいと思うけどな」
「ばーがお姫様になればいいよ」
「そ…そうね」
響さんと由香里さんの了承は得た。
さぁママはどうなの。
目をキラキラさせて私の反応を菫が待っているのがよくわかる。
だから菫がなりたいなら大賛成だと伝えるとやった!と大喜びだ。
「やっぱり結衣さんのお子さんでごぜえやすね」
「ちょっと今何か刺さったわ」
「間違いなく結衣の子よ」
「まったくだ」