好きでいてもいいですか?


「翔くん、あのね。私……」


俺が耳を澄まさないと聞こえねぇくらいの小さい声で下村は話し始めた。


「うん」


今はもう夜で、人気のない公園にいるはずなのに、なぜか下村の声は小さくて、ボーッとしてたら聞き逃しそうだった。



でも、それから下村はなかなか口を開かなくて、俺たちには再び沈黙が訪れた。



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