恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
三次選考の会場は…

「トリニティ本社か…うわー、

人、人、人、、、たくさん飲み込まないと」


目の前にそびえ立つトリニティの社屋を見つめ、おばあちゃん直伝のおまじないを決行する。

よし!

頬をパンパン叩き、気合を入れる。

頼もう!…じゃなくて、「こんにちは」とエントランスを進む。

受付、受付…と。


カツ、カツ、カツ、、、

コツ、、、

「よう。来たんだな…」

エントランスを入ってすぐの所に、大きな柱を背に立つ男が話しかける。

合同説明会のブースにいた失礼な野郎だ。今日は、黒縁の眼鏡をかけている。


げっ…今から選考なのに、不吉な…

もしかして、私の事を覚えてるの?

思わず逃げたくなる。

「おい。ゆとり女子、何げに失礼だな」







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