恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
ぶるっ…寒い。

9月とはいえ、夜遅いとさすがに冷える。

家に入ろ。マンションの入口へ向かおうと、クルッと方向を変えたところで、後ろにいた人にぶつかった。

ドンッ…わっぷ…!

な、なぜ背後に人がっ

「えっ?松田さん?」

ドキドキドキ…

「見つかったのか。きみの内面を見てくれる奴が…」

な、な、なんなの?いきなり…

「……」

「俺…自分で考えろって言ったよな?答えが出たのか?」

あー、この間、松田さんに言われて意味を考えたけど、答えが分からなかったんだ。

「何を言ってるんですか!松田さんは分かりにくい…
答えなんて、最初から分かってるんじゃないですか。
貴方は、誰からも好きになってもらえない私に同情しただけで……っ!」
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