恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
『来月の第3日曜日の午後1時。菊水庵で顔合わせするから、前日に迎えをやるから、準備しておいて」

「顔合わせ…ですか。誰と?」

『もちろん、悠里の婚約者とそのご両親だよ。
社会に出て一年経った悠里に会いたいそうだ。未来の旦那さんは、仕事も出来るし、なかなかのイケメンだぞ?お父さんも楽しみだ。はっ、はっ、はー』

ツー、ツー、ツー…

言うだけ言って、切った。

婚約者…現実なんだ。

嫌だ…

大樹と会えなくなるなんて。


ポロ


ポロ


「…っ、…ひっく、嫌だ…」


カチャ…


「どうした⁉︎ 何があった?」

泣いてる私を見た大樹が駆け寄ってくる。

ぎゅうぅぅ




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