恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
「俺、言ったよね?悠里の抱えてるややこしい事、一緒に抱えてやるって。

それとも、俺は頼りない?」


「……っ!」

ブンブン頭を横に振る。


・・・・・


「あの…あのね。私、結婚するの。知らない人と」

私は話した。昔から、父が決めた婚約者がいるらしいことを。
結婚まで、二年間の猶予を与えられたことも。


「私は、大樹以外の人と結婚したくない!
初めては、大樹にもらってほしいもん。他の人とだなんて…嫌だよ。

でも、父には逆らえない…っ」

また涙が溢れてくる。

「……」


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