恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
「今日から、末永く宜しくお願いします」

玄関に入った所で、大樹に深々と頭を下げた。

「クスッ…俺の方こそ、よろしくな。未来の奥さん」

チュッ

頬にキスされた。


・・・・・


今日から、大樹と一緒に生活するんだ。


夢みたい…


「悠里。お風呂湧いたから、入っておいで。俺、少し資料の整理するから寝てて」

「はーい」

湯船に浸かりながら思う。

私たちは、まだキス止まりだ。

一緒に住むってことは…するんだよね。


ゴボゴボ…

どうしたらいいんだろ。






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