才川夫妻の恋愛事情
「さ……才川くん、止めっ……んんっ」
久しぶりのことにすぐにでも意識を手放してしまいそうだった。でもそんなの勿体ない。ちゃんと感じていたかった。こんなことは滅多にないから。彼の首に両腕を回して、振り落とされないように必死にしがみつく。才川くんに求められてるんだ、ということだけで、胸の奥がきゅっと絞られた。
「っ……ひぁっ……!」
達する瞬間、真上にある体をぎゅっと強く抱き締める。
「っ、はっ……」
彼も同時に達したようで、しばらく私の胸の上で苦しそうに息を荒げていた。彼の震えがようやくおさまると、私の腕は力が抜けてずるりとベッドに落ちた。肩で息をする。新鮮な朝の空気を肺に吸い入れて、段々、冷静になっていく。
……なんだかよくわからないまましてしまった!