狐の婿入り
「あ、嗚呼行ってこい
ただし食うだけだぞ。また変なもん拾って来るんじゃねぇよ。こいつみたいにな」


そう言うと土方さんはちなを指差した

「大丈夫ですって!そんなに僕を信じられないんですか?土方さんひどーい」


「総司、お前早く行け
仕事の邪魔だ。さっさと買って食ってこいよ。寄り道なんてしたらわかるよな?」


だから、面倒くさいんですよ
土方さんは僕が約束を破るとでも思ってるんですかね?

「じゃぁ、行ってきます
土方さんは呑気に句でも考えていてくださいね!」

「っな?!そ、総司帰ってきたら覚えてろよ。説教だからな」

「それは、嫌ですね
お説教は一番嫌いなんですからぁ!」

僕は、そう言うと
颯爽と門を通って歩いて行った

早く帰りたいな……………
ちなも待ってるし、土方さんの俳句も盗み聞きできますしね
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